2017年10月10日

子宮内膜症と不妊

横浜市青葉区の不妊整体院ファロの児玉です。

先日、軽度の子宮内膜症をかかえる方が来られました。

子宮内膜症は、今や月経困難症の4分の１程度を占めます。そのまま放置すると不妊につながると言われています。

（なので、生理痛がひどい等の月経の異常を感じたら、早めに病院で診てもらってくださいね）

 

さて、先日の方は妊娠を希望されていましたので、当院でできることをお伝えいたしました。

（とその前に、、子宮内膜症の発生、発育の流れを確認しますね＾＾）

 

生理のときって、いらなくなった子宮内膜がはがれ落ち、血液といっしょに体外へ排出されます。このとき、腹腔内のほうにも経血が逆流することが分かっています。

 

本来ならばこれらは処理されるべきものです。ですが、何らかの作用により子宮内膜組織に類似する組織が子宮内腔または子宮筋層以外の部分で発生、発育してしまいます。

 

だから、月経がなければ子宮内膜症はほとんど発生しない、と言われています。

 

解剖の図を見てもらうと分かるのですが、子宮、卵巣の周りにたくさんの血管が層をなしています。臓器もギュウギュウに詰まっています。

 

子宮内膜症が発生しやすい場所の一つに卵巣がありますね。卵巣の内部に出血をきたし、濃縮された古い血液が溜まって徐々に大きくなるので、チョコレートのう胞って言われています。

 

当院でできることは、このうっ血した状態を改善することです。

 

子宮内膜症の発生には、生理の時の経血の逆流が大きく関わっていることが分かっているため、そこで処理できるように働きかけていきます。

 

子宮内膜症の症状が軽度で、タイミング療法や排卵誘発剤を使用しているケースであっても、また卵管癒着があるようなケースであっても、基本的には同じです。

卵管癒着の場合も、溜まった古い血液を処理することで改善することを考えていきます。

気になる方は、ご相談くださいね。