2023年9月25日

葉酸サプリに２種類あるということをご存知でしたか？

FARO.の児玉です。

今日は、葉酸サプリメントについて取り上げますね。

こちらのサイト（健康長寿ネット）、葉酸の働きと1日の推奨量を見ると、推奨量よりも足りていないことが分かります。

ここにも記載されていますように、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らすために、葉酸の追加摂取が推奨されています。

ただ、葉酸には２種類あるということはご存知でしたか？

ポリグルタミン酸とモノグルタミン酸です。

モノグルタミン酸型葉酸は、化学的に作られた、いわゆる人工型葉酸です。

これに対して、ポリグルタミン酸型葉酸は、野菜や果物など自然な食物から摂れるもので、いわゆる天然型葉酸になります。

天然型の葉酸の方が良いの？

必ずしもそうでありません。

食べ物として摂取したポリグルタミン酸葉酸が、調理や消化の過程でモノグルタミン酸型葉酸に変化して小腸で吸収されます。

ただ、葉酸は水溶性のビタミンです。

加熱など調理の過程で、利用率も減るため多くの葉酸を摂ることはできません。

そこで、最初からモノグルタミン酸型を摂るのであれば、十分な量の葉酸が摂れると考えられて作られたのが人工型葉酸です。

なので、市販のサプリメントの大半が人工型葉酸です。

 

人工型葉酸の問題点

葉酸が不足すると、先の通り、胎児の二分脊椎症や無脳症のリスクが上がることが知られています。

また、動脈硬化のリスクが高まったり、増血機能に異常をきたし大赤血球性貧血、神経障害などが発生します。

一方で、葉酸を過剰に摂ると、発熱やじんましん、かゆみなどを引き起こす可能性があります。

このため、厚生労働省は、葉酸の耐容上限量を、モノグルタミン酸として1,000μgと設定しています。

とはいえ、実際の利用量は、人それぞれ。

人工型のモノグルタミン酸型の葉酸は、吸収率が良いのが長所です。

吸収率が良い方が、長期間、摂り続けたらどうでしょう？

気づかないうちに、過剰摂取になっていたら？？

吸収が良いからこそ、過剰摂取の問題も指摘されています。

 

また、葉酸の働きには二段階あるということをご存知でしたか？

人工型の葉酸であろうが、天然型の葉酸であろうが、最初のステップ、DNA合成の働きには問題ありません。

一方、解毒などに関わるメチレーションを回すためには、メチル葉酸である必要があります。

ところが、日本人の半分程度に遺伝子変異があるため、２番目のステップに変換できないと言われています。

そのため、解毒などに関わる、メチレーションが回らないという問題もあります。

 

天然型葉酸のオススメ

どちらにも一長一短があるものの、通常の食事に含まれるポリグルタミン酸型（天然型）葉酸の方が安心ですよね。

天然型のものは、人工型と比べると利用率は半減しますが、天然型葉酸を倍の量に増やせば同量です。

妊活中の方に推奨されている、プラス400μgはモノグルタミン酸型として考えられていますので、ポリグルタミン酸型（天然葉酸）にすると、800μg。

ただ、通常の食事から、800μgを摂ることはかなり難しいので、最近では、天然型葉酸を800μg摂れるようなサプリメントや食事も開発されているようです。

当サロンも、天然型サプリメントを置いています。

毎日飲むものだからこそ、皆さんも、ある程度内容を知った上で飲む様にしたいですね。

当サロンでは、初回の方を対象にしたキャンペーンを実施しています。お気軽にご相談ください。