2021年11月18日

甲状腺機能が低下している、ホルモン補充がうまくいかないのは、、代謝の問題

今年も残すところ、あと１ヶ月半を過ぎましたね。
１年の早さを感じるのは、私だけでしょうか、、

さて、年末に向けて何かとお忙しい時期、妊娠を望まれるのであれば特に気をつけたいのが、副腎疲労。

女性ホルモンの代謝が滞ることにも影響を及ぼします。

例えば、乳がんなどの婦人科疾患は、ホルモンの代謝がうまくいかないと引き起こされると言われています。

甲状腺機能低下症も、実は、病院で指摘を受けたことがない人の中にも甲状腺機能が低下している人も多く、そうした方も女性ホルモンの代謝に問題があると栄養療法では考えられています。

実際、体外受精をされている方のホルモン数値を聞いてみると、「ホルモンを補充」しても反応が見られず、むしろ「ホルモン代謝」のほうが気になることも多いんですよね。

 

そんな方は、原点にかえって、身体のしくみを考えたほうが良いかもしれません。

甲状腺機能低下症も、不妊、更年期などの様々な婦人科疾患も、ホルモン代謝の正常化が回復のカギとなります。

性ホルモンは、コレステロールが材料になって作られますが、もう一つ、コルチゾールというホルモンの材料にもなるからです。

コルチゾールは、副腎から分泌されます。副腎は、腎臓の上に乗っています。

 

両脇に、このようにあります。（黄色の部分）

本来、ストレスがかかった時にそれに対抗して分泌されるホルモンです。

コルチゾールは、血糖値を上昇させ、炎症を抑える働きもあります。そのため、コルチゾールが不足すると低血糖、炎症を促進させます。

 

長期間にわたって、忙しすぎたり、睡眠不足が続いて身体にストレスがかかっていたりしていると、このコルチゾールが不足します。

生命にとって重要なのは、コルチゾールのほうです。

コレステロールからの材料が、優先的にコルチゾールを作る方に回されます。

その結果、性ホルモンが十分に作られず、結果として月経不順や不妊の原因にもなるというわけです。

 

日頃から、仕事や育児などで休む暇もないという人には、ストレスコントロールをお伝えしています。

脳にある扁桃体（へんとうたい）がストレスをどうかを決めるようです。

瞑想が良いとされていますが、そのためにも首や頭の置き場、、つまり姿勢（バランス）が大切です。

身体の内側を通る中心軸を感じながら、ゆったりとした呼吸をしてもらいます。

（無理に）良い姿勢を作ろうと、身体を力ませるのではなく、むしろ「力を抜きながら」心地よい首や頭の置き場を見つけていきます。

最初は難しく感じるかもしれませんが、気づいた時に繰り返し自分の身体に注意を向けてもらえれば、次第に感覚がつかめるようになります。

 

もちろん、睡眠不足に気をつけたり、休養をとると言った、生活習慣の改善も大切ですけどね。

でも、それが難しい！！という人もいたりして、そこが難しいです💦

そうした方は、なおさら、日常生活の中で瞑想状態を作るのもお勧めです。上記のように、、、

瞑想の達人が瞑想を行うと、睡眠時間４時間分？に匹敵するとか、、（ごめんなさい、正確な数値ではありませんが）

 

ホルモン代謝の問題は、これ以外にもあります。

ですが、甲状腺機能に問題があると指摘された方、ホルモン補充で効果が見られない方は、上記の問題がないかどうかもう一度原点に立ち返ってみてくださいね。

 

ちなみに、朝起きれない、起きてもすっきりしない、ぼーとしている、立ちくらみがする、イライラが止まらないといった症状があれば、副腎疲労を起こしている可能性があります。

ですが、これらの症状が見らない人の中にも、副腎疲労を起こしている可能性がある人も多いです。

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