2018年6月19日

流産を経験された方への妊活整体

児玉です。

ここのところ流産を経験されたクライアントさんが目立ちました。

流産は本人やご家族にとってはショックではありますが、妊娠の15％前後が流産するというデータもあるほど、比較的多くの女性が経験しています。

また、妊娠12週未満の早い時期の流産が、全体の80%程度と、圧倒的に早期に起こっています。

（当院に来られた方も皆さん、この時期に起きていました）

流産の原因

早期に起こった流産で最も言われているのが、胎児側の問題で、染色体の異常です。

受精の段階で、流産の道が決まっているようなものです。お母さんに問題があって（仕事や運動などで）流産するということはほとんどないと言われています。

ちょうど３人目の子どもがお腹にいる同業の彼女は、「流産は、するときはするのよね〜」なんて言いながら、妊娠初期の段階からギリギリまで仕事をしていました。

身体を使う仕事なのに、３人目となると余裕ですね^^;

 

もちろん、流産には様々なもの（状態）があります。中には、母体側に問題があるケースもあり、主な要因は次のようなことがいわれています。

＜主な流産の原因＞

✅　胎児側の異常　染色体の異常

✅　母体側の異常　（子宮の異常、黄体機能不全、内分泌疾患）

 

流産を経験してからの対策は？

早期に起きることが多い流産のほとんどは母体側の原因ではないと言っても、二度と流産はしたくないですよね。

最近では多くの人が妊娠検査薬を使うようになりました。そのため、一度は妊娠反応が出たのに、生理が来てしまうといった経験をされる人もいます。

 

妊娠のかなり初期で起こる、このような化学流産は、受精しても着床しないで流れてしまったような場合におきます。

そのため、着床ができるように、プロゲステロン（黄体ホルモン）の働きを良くしていきたいです。

このホルモンは、子宮内膜の厚みをもたせ、受精卵が着床しやすい状態にする働きがあります。

黄体ホルモンの分泌が少ないと、生理周期が短くなったり、子宮内膜が薄くなり、妊娠しづらくなるとされています。また、流産の原因にもなり得ます。

そして、黄体ホルモンは高温期に分泌量が増えるため、高温期をしっかり作っていきたいです。

 

基礎体温がガタガタな方へ

高温期をしっかり作り、黄体ホルモンの分泌を正常にしていくのが一つのポイントです。

と言っても、基礎体温がガタガタという人もいますよね。

「施術の指標にしたいので、基礎体温を測ってきてください」とお願いすると、当院のクライアントさんの中にも嫌がる人がいます。

「排卵後、ダラダラ上がる」とか、「上がりが悪くて、、」とか、弱々しい声で答えてくれます^^;

 

実際にお身体を触れさせてもらうと、この時期にかかわらず、足が冷えている人も珍しくありません。足のむくみがひどい人もいます。

首の緊張や肩こりがひどい人もいます。

仕事が忙しくて、疲れやストレスを抱え睡眠不足にいなっていると、こうした状態に陥りやすくなりますから、何とも難しいですよね（≧∇≦）

でも、こうした生活により、ホルモンが正常に分泌されにくくなることが指摘されています。

妊娠に向けて体質改善をするのであれば、ここは対策を打っていきたいです。

 

当院の施術では、、

そこで、当院がお手伝いさせていただきたいことがあります。身体の緊張を取り除き、血液循環を良くすることです。

妊娠に必要なホルモンは、血液に乗って子宮、卵巣へと運ばれます。冷えは大敵ですし、循環を良くしていきたいのです。

 

血液の流れを良くするために、適度な運動やお風呂で身体を温めることをしている人もいますよね。確かにそうした努力は有効だと思います。

ただ、全身を毛細血管が複雑に張り巡らされています。特に子宮、卵巣周りの血管層は、他の臓器が密集していて流れが悪くなりやすいです。

そこで、施術では、温熱器を使い、集中的に流れを良くしていきます。

また、頭蓋（頭）首、肩周りが強張っていると、熱が上のほうにこもって、足先のほうに熱が回りにくいです。

下肢のほうに熱がいかないので、足先だけが冷えるのです。

こうした方には、集中的に、頭蓋や首、肩周りの緊張を取り除くようにしています。

 

施術を受けていただくと「頭がすっきりしました〜」「目の疲れが減って、視界が広がりました〜」「身体がポカポカしてきました〜」などと感想をいただくことが多いです。