2017年9月1日

不妊治療のストレスの影響？！

横浜市青葉区の不妊整体院ファロの児玉です。

先日、不妊治療に通院しているNさんが、１ヶ月ぶりにいらしてくださいました。
ところが、何だか様子が変なんです。

30代前半のN様。

不妊治療に関してそんなに深刻にならなくても良さそうな年齢ではありますが、、ご本人にとっては深刻なんですよね。良い結果が得られず、思い詰めているようでした。

 

最近、病院を変えて、今度の病院には２、３日に１回、通わなければならないとのこと。

排卵を誘発する注射を受けるためになんだそうです。

 

 

不妊治療にもいろいろ選択肢がありますからね。

どんな選択にしても、ご本人が納得して選らだ方法なら、それを応援したいです

 

とはいえ、この時のNさんのお身体の状態は、１ヶ月前とは全く違っていました。

不妊治療のストレスからか全身が硬く緊張していて、痛々しいほどでした。

 

特に、頭から首にかけてのコリは、良くありません。

脳の視床下部は、ストレスの影響を受けやすいとされていますが、ここは妊娠に必要なホルモンを分泌するのにとても大切な箇所です。

 

しっかり緩めていきました。
頭の緊張が取れていくにつれ、いつの間にかスヤスヤと寝息が聞こえてきました＾＾

こうしたリラックスした身体の状態こそ大事です。
病院の不妊治療とは別のアプローチで行う不妊整体がお勧めできるのはこうした理由ですね。

 

妊活と呼吸

さて、前回の続き（骨盤内の血液循環を良くするためには？）。
呼吸について、取り上げていきますね。

 

「呼吸」というと、「腹式呼吸すればいいんでしょ？」と、思われる方も多いと思います。

N様も、お腹を膨らませる呼吸を意識的にしていました。

 

呼吸って誰もが当たり前にできてしまうので、気にも留めないかもしれませんね。

もしくは、浅い呼吸が良くないのは分かっているけど、具体的に何をして良いのか分からない、という方も多いかもしれません。

改めて、考えてみましょう。

 

呼吸で最も大事なのは、「出すこと」なんです。

出すことは、何のためだと思いますか？

 

そう、、

「出たから入る」ってことです！

 

骨盤や腔の血液、リンパ液など古いものが溜まると何が悪いのか？

それは、新しいものが入っていかないからです。

 

空いたスペース（骨盤内）に新しいもの（新鮮な血液）が入るというのが、妊活している人にとっては特に大切なんです。

 

ホルモンが血液によって運ばれる以上、古いものが残っている骨盤は、やはり望ましくないですからね。

 

この法則は呼吸にも当てはまります。

『吐く（出す）のが先で、吸う（入れる）のが後』

吐く量を増やすことが大事です。

 

これは、体内で最大の免疫器官とされる「腸」にも言えますよね。

しっかり「出すこと」ができたら、食欲も出てきます。

その後に、栄養学に基づいて食事を改善していくという流れが理想です。

胃腸の調子を整えるということは、身体の構造や機能を考えたとき、子宮や卵巣の調子を整えるよりも、簡単です。

 

呼吸も、腸内環境も、まず「出すことから、、」を意識してみてくださいね