2018年4月27日

妊活でやってはいけない習慣とは

児玉です。

妊娠は本来、「するもの」なんです。

なのに、妊娠に至らないのは、生物としての機能が少し乱れているのかもしれません。

そんな話を前回させていただきましたが、

私たちが本来備わっているはずの「機能」を取り戻すために、とても大事な点があります。

 

それは、、

 

体質改善の努力を「続ける」ということです！

 

「え？そんなこと？」と思うかもしれませんね。

だけど、妊活をしている人たちを見ていると、途中止めてしまって、もったいなあと思うことがあります^^;

きっと、無理をし過ぎて続かないのかもしれません。

 

体質改善を「続ける」意味とは？

なぜ、「続けること」を強調するかというとですね、卵の質を高めることを考えるからなのです。仮に対外受精で移植をする場合でも、卵の質が良くないと着床しなかったり、流産のリスクが高くなります。

長期的な視点を持ちつつ、卵胞の数だけでなく、卵の質も良くしていきたいです。

卵は、原始卵胞から排卵するまで、100日とも120日とも言われています。

少なくともその間、卵巣のほうに血液をしっかり届けて、血中の卵を育てる成分を回し続けていきたいのですね。

1日でも酸欠状態にしておきたくない、そんなイメージです。

こうして卵を育てる成分を途絶えることなく回し続けることで、卵の質を高めていきます。

 

体質改善を続けるコツは？

当院では、ご自宅でも簡単にできるホームワークをやってもらっています。

やることはそんなに時間がかからず、本当に簡単なことです。だけど、仕事で疲れて帰ってきて何もする気が起きないとか、いろいろ大変だったりしますよね^^;

 

当院で不妊治療に通っていたある方は、夕食は全て自分で作っているだけでなく、お弁当も作られていました。そして夕食後は、漢方を煎じて、ストレッチをして、、もうやること一杯！！と嘆いていました。

 

仕事を持ちながらの妊活って、本当に大変ですよね（≧∇≦）

でも、体質改善は続けなければ効果が期待できません。薬のように即効性があるものではないからです。

 

そこで大事なのは、どうしたら続けられるか？ということですね。妊活のためにダイエットされている方もいますが、ダイエットも同じです。

提案したいのは、認知行動療法という認知に働きかけて、気持ちを楽にしながら行う、心理療法などを取り入れることです。

特に難しいことではありません。誰もが知っている方法です。

 

その一つは、、

 

小さなゴール（目標）を作ることなんです。

 

いきなり大きなゴール（妊娠、出産）を目指すのではなく、それ以前に小さなゴールをいくつも用意します。最初は、達成できそうな小さなゴールを目指します。

例えば、足のむくみがひどい人は、足のむくみを改善するところから始めても良いですね。

（むくみは、めぐりが悪い証拠。妊娠を妨げる一つの要因です）

足のむくみは、しっかり向き合えば、それほど難しくなく改善できます。当院にお越しの方は、比較的早い段階で良くなっています。

それがクリアできたら、お腹周りの冷えを改善するようにしたり、便秘を改善するようにしたりします。

同時に、生理周期や基礎体温がどう変わっていくかも見られると良いですね。

こうして、小さなゴールをクリアし、それを実感できたら続けていく気持ちになりませんか。妊活に限らず目標達成するコツとして良くやる方法ですよね。

 

楽しむことが大切？

もう一つ、心理療法の観点からお話しますと、本当は止めたいのにツイツイやってしまう癖（行動）ってありますよね。

たとえば、甘いものを食べてしまう習慣。「やめたいのに、やめられない」というヤツですね（≧∇≦）

そのパターンは、こんな風に起きていると考えられます。

 

帰り際に用事で立ち寄ったコンビニで、新商品の美味しそうなアイスクリームが目に入る　（誘因）

↓

つい買ってしまう、食べる（行動）

↓

美味しかった！（脳が幸せを感じる！）

↓

また、アイスクリームを食べる

 

こんなパターン、良くありませんかd(￣ ￣)

何かのきっかけで、実際にした「行動」がとても良かったと（この場合、美味しかったと）脳が快楽を感じると、それがまた次の行動を呼び起こすというパターンです。

 

（かなり以前、企業の研修を行っていたときの知識なので、今とずれていたらごめんなさい。でも、ざっくりこんな内容です）

最近は、心理療法がブームでもあるので、どこかで聞いたことがある人もいるのではないかなと思います。

 

このパターン、このケースでは、悪い習慣の例です。ですが、良い習慣を作るのにも、これを利用すると良いです。

大事なのは、取った「行動」によって、脳が快楽を感じれば良いということです。

つまりは、体質改善そのものを「楽しむ」ということです。　「なあんだ」と思わないでください^^;　楽しむコツは、改めてご紹介します。

 

ちなみに、体質改善をしながら、妊娠、出産された方は、こんなにもいらっしゃいます。

同じ婦人科セラピスト協会に所属されている先生方で、以前から不妊治療院に取り組まれています。体質改善のお手伝いで実績を上げていらっしゃる先生方ですので、ご参考になさってください。

 

■大阪枚方市の　　　たまご堂さん

■和歌山県海南市の　整体りらく亭さん