2025年4月14日

卵が育たない…どうすればいい？体質改善でできること

ファロの児玉です。

「卵胞が育たない」「卵を凍結することができませんでした」と言われてショックを受けたことはありませんか？

体外受精を繰り返していると、卵が育たないケースが増える傾向にあります。
それは年齢だけの問題でしょうか？

今回は、卵が育たない背景や、ホルモンバランスのトラブル「FSHの高さ」について、体の仕組みとケアのポイントをわかりやすくお伝えします。

卵が育たない原因とは？

1. ホルモンバランスの乱れ

排卵に必要なホルモンのバランスが崩れると、卵がうまく成長できません。
特に「FSH（卵胞刺激ホルモン）」が高すぎる場合、卵巣の反応が鈍くなり、卵胞の発育がうまくいかなくなることがあります。

→ FSHが高い＝卵巣の働きが低下しているサイン、とも言われています。

実際、このパターンはとても多いですね。
もし、心当たりがある方は、体外受精を少し休む勇気も必要です。

そして、下記に紹介するようなことを取り入れ、ホルモンの乱れを整えていくことが大切です。

2. 卵巣機能の低下（加齢やストレス）

年齢とともに卵巣の働きは少しずつ落ちていきますが、過度なストレスや不規則な生活もそのスピードを早めてしまう原因になります。

「年齢」の要因は確かに否定はできないでしょう。
ですが、度重なる不妊治療、通院、仕事とやりくりで、大きなストレスを抱えている方も多いです。

年齢のことを気にし過ぎてストレスを大きくしていませんか？
上手くいく人は、「目の前のできること」にフォーカスしています。

そして、かつて43歳で妊娠された方は、常に楽しいことを見つけて、それを言葉にしている〜っておっしゃっていました＾＾
施術の間は、いつも笑っていました！

3. 血流や栄養の不足

卵巣にしっかり血液や栄養が届いていないと、卵は育ちにくくなります。
冷えや運動不足、栄養の偏りがある方は要注意です。

いろいろな方を見ていますと、栄養バランスは良いのに、歩く習慣がなく運動不足に陥っている人、ヨガやストレッチはよくやっているけど栄養に偏りがある人がいます。

何事もバランスが大事ですね。

FSHが高いとは？

FSHは卵胞の成長を促すホルモンですが、数値が高すぎる場合、体が「もっと刺激しないと卵が育たない」と頑張っている状態です。
つまり、卵巣の反応が鈍くなっている＝機能が低下している可能性があるとされています。

対応策は？体を整える３つのポイント

「FSHが高いから妊娠できない…」と落ち込む必要はありません。
体の状態を整えていくことで、少しずつ卵巣の働きもサポートできます。

① 自分の体のリズムを知る

まずは基礎体温を測ったり、ホルモン検査を受けたりして、自分の今の状態を知ることがスタートです。

② 血流＆自律神経の改善

体を冷やさず、ゆったりと呼吸し、質の良い睡眠をとること。
整体やファスシア（筋膜）ケアなど、体のめぐりを促すケアもおすすめです。

③ 食事の見直し

良質なたんぱく質、鉄、ビタミンE、亜鉛など、卵の成長をサポートする栄養素を意識的に摂ること。
そして、腸内環境を徹底的に良くして、消化吸収力を上げることも大事です。

「FSHが高い」と言われると、それだけで落ち込んでしまう方も多いですが、ここで大切なのは、数値だけで判断しないということです。

一度上がったFSHは確かに下がりにくい場合がありますが、体を整えていくことで卵巣の反応性が改善されることは多くあります。

卵が育ち始めることもあるし、妊娠につながるケースもあります。

要するに「視床下部〜脳下垂体〜卵巣」の連携が上手くいっていないので、この連携を良くしていくこと。

そのために、良質な睡眠をとること、自律神経を整え、栄養状態を良くすること、ストレス対策を行なってみてください。

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