2020年4月21日

子宮内膜症、多嚢胞生卵巣症候群の症状のある方も要注意！

FAROの児玉です。

自粛要請の期間が続きますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

体外受精においては、今は採卵のみ受け付けていると聞きますし、そもそもこの時期の妊活はどうなんでしょう？と悩まれている方もいらっしゃるでしょうね。

そうした中、こうした時期だからこそ、今のうちにしっかりと身体作りをしていきたいと来られる方もいらっしゃいます。

この時期の妊活をどうするのが良いのか？　そこは、人それぞれ判断が分かれるようです。

ただ一つ言えるのは、妊娠しやすい身体作りをしていくのには、コツコツと積み重ねが大事だということです。

今回は、妊娠を希望される方だけでなく、妊婦さんにとっても大事な、ビタミンDについてお話します。

 

子宮内膜症、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS）の症状の方も、要注意！

脂溶性ビタミンで、必須栄養素のうちの一つ、ビタミンD。

カルシウムの吸収を促進させるなどの骨の成長のほか、免疫予防、生殖への影響など、いろいろな働きをしています。

最近では、コロナウイルスの予防に、ビタミンDのサプリメントをせっせと摂っている人もいます。（ハイ、私です！）

 

妊活の話でいうと、子宮内膜症、多膿疱性卵巣症候群などの不妊の原因の症状がある人は、血中のビタミンD濃度が低いという報告もあるようです。

一方で、血中のビタミンDが低い人は、体外受精などの不妊治療の成功率が低いという報告もあります。

ビタミンDは、体外受精の成功率を上げると言われ、体外受精をされている方の中にはビタミンDサプリメントを飲んでいる方もいるでしょう。

今現在、定期的な通院をしていない方は、ご自分がビタミンDが足りているか、今一度、チェックしてみると良いかもしれません。

日本人の女性の多くは足りていない？

平成30年国民健康・栄養調査によると、日本人女性の1日の平均ビタミンDの摂取量は、わずか6.6μgと報告されています。

しかも、20代〜40代の女性の平均値は　5.3μg〜5.7μg。60代以降の女性の平均摂取量に比べて（8.1μg）下回っています。

ちなみに、ビタミンDの至適濃度（25-OH-D3）40〜60ng/mlを維持するのに、１日に1000〜2000IU（25〜50μg）の摂取が必要だとされています。

 

ビタミンDが欠かせないのは、男性側も同じです、

ビタミンＤは精子の運動能力を高め、精子の細胞内へのカルシウム吸収を促すことで精子の受精能力の獲得に関わるとされています。

 

ビタミンDは、干し椎茸やキクラゲなどのキノコ類や、さけやいくら、いわし、さんまなどの油の多い魚介類に多く含まれています。

脂溶性のビタミンのため、脂質を含む動物性食品から摂取したほうが吸収され易いですが、干し椎茸などは、出汁として手軽に取れるので、使い易さからすれば、お勧めです。

また、ビタミンDは日光紫外線にあたることで、皮膚でコレステロールから生合成されます。1日に15分程度（5分〜30分）の日光浴が必要のようです。

日傘や、日焼け止めを塗ってUV対策していませんか？

当サロンでは、妊娠しやすい身体作りのために、ウォーキングをよくお勧めしています。

自律神経のバランスを整える上でも、外の空気を吸って、良く歩いてね〜なんて言っていますが、そのとき、日焼け止めを塗ってしまってはビタミンDの合成は期待できません。（←ここ、重要です！）

夏場は、半袖になるから露出度も多くなりますが、一年を通して考えるとどうでしょう？？

 

とはいえ、シミやシワなどの皮膚の老化も防ぎたいですよね。

さすがに顔は避けたいし、、手の甲も気になるかもしれませんね。

個人的には、腕を犠牲にするのが良いかなと思っています。

１日15分程度、腕まくりをしながら歩くのはいかがでしょうか。

ちなみに、私が気にするのは、ビタミンD不足は、骨粗しょう症の問題や癌など、妊活に限らず、様々な年代に関わっているからです。

当院では、不妊に関する無料相談&無料体験を毎月10名様限定で、実施しています。お気軽にご相談ください。