2018年9月2日

お肉を食べていても、消化吸収できていない問題

横浜市青葉区の不妊整体院ファロの児玉です。

今日は、食事の話。

妊活を頑張っている人に限らないのですが、低タンパクに偏っている女性が多いように思います。そして、鉄分が不足している傾向にありますね。

なので、お肉などのタンパク質を積極的にとって、鉄のサプリメントも飲んで、、妊活を頑張っている方も多いと思うのです。

 

ですが、、それでも上手くいっていない場合も見られます。

例えば、２人目不妊で悩まれるT様は、毎日、お肉、お魚をバランス良く食べていました。

20代、30代にありがちな、パンや麺類などの炭水化物中心の生活でもなかったですし、本当にバランスの良い素晴らしい食事内容でした！

（ほんと、素晴らしい！！　私も見習わなければです^^;）

 

にもかかわらず、健康診断の結果から、ビタミンB12不足が疑われました。そして、鉄分も、もう少しあっても良さそうでした。

「あれ？鉄のサプリメント効いていない？　お肉とっているのに、、」そんな風な疑問になるのですね。

 

胃腸の問題を考える必要がある？

最近、こうしたパターンが多いなあと実感しています。（だからブログにしたのですが＾＾）

低タンパクだからと言って、単にタンパク質の量を増やせば良いということでもありません。

普段から、タンパク質の量が足りていない人は、積極的に食べる必要がありますが、T様の場合は、むしろ、タンパク質が消化、吸収できているかどうか、そちらを考えたほうが良いですね。

もともと、日本人は、胃酸の分泌が少ない人が多く、ペプシンという消化酵素も少ない人が多いとされています。

T様もその疑いがありました。（T様自身も、胃が弱いかもしれない、、とおっしゃっていました）

 

タンパク質は、まず、胃で消化されます。食事をしてタンパク質が胃に入ると、ペプシンという消化酵素の働きで、アミノ酸が数個つながっている「ペプチド」に分解されます。

ペプチドは、さらに小腸に移動して、消化酵素の働きで最小単位の「アミノ酸」まで分解されます。

そして、アミノ酸という形で、小腸の粘膜から吸収される仕組みになっています。

 

ところが、胃酸が不足し、消化酵素も不足している人は、このアミノ酸まで分解できずにいることがあるのですね。「ペプチド」として「アミノ酸」より分子の大きいまま腸粘膜に残ります。

要するに、「未消化のまま」なんですね。

しかも、小腸の粘膜を傷つけるので厄介です。

 

タンパク質が消化、吸収しにくい人は、、

では、T様のような人はどうしたら良いでしょうか？

一般的には、低タンパクの人は、やみくもにタンパク質の量を増やすというより、消化酵素のサプリメントもあわせて摂ったほうが良いと言われています。

ですが、妊活中の方は、このサプリメントは使わないほうが良いので、食事を工夫していくのが一番ですね。

 

以前、ブログで紹介しました、「アップルサイザー（リンゴ酢）」を食前に飲むのもオススメです。

胃酸が出やすくするためなのですが、ほかに、レモン水や梅干しを食前に食べるのも良いそうです。

ちなみに、リンゴ酢は、ガス入りのミネラルウォーターで割って飲むと、食前酒のように美味しいです！！

(レストランでも、良く置かれている「サンペレグリノ」は、味のバランスも良いし、箱買いすると安く手にはいるので、我が家では常備しています）

夕飯時の、駆けつけ一杯目の、ビール代わりになりますよ！＾＾　しかも、ミネラルも摂れて、一石二鳥です。

ほかに、胃酸が薄まるので、食事中は、水分の量を減らすのも効果的です。

また、言うまでもありませんが、良く噛んで食べるのも大事です。

一口、最低３０回と良く言いますが、消化が悪いお肉を食べるときは、さらに10回プラスすることを意識して、ゆっくり時間を食べるのもオススメです。

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