2018年4月29日

子宮筋腫で妊活中の方へのアプローチ

横浜市青葉区の不妊整体院ファロの児玉です。

子宮筋腫がある方が、来院されました。

妊娠を妨げるほどではなく、病院では、しばらくは様子を見ましょうと言われたそうです。

ただ、ここ最近、月経痛がひどく、まずはそこを何とかしたいというお悩みでした。

 

子宮筋腫の不調にどう対応する？

子宮内膜症と同様に、子宮筋腫は、30代〜40代に本当に多いですね。

子宮筋腫の原因は、まだはっきりと分かっていません。ですが、女性ホルモンであるE2（エストロゲン）による影響が一因とも言われています。

 

そこで、当院では、まずは高温期をしっかり作ることを考えていきます。

プロゲステロン（黄体ホルモン）というホルモンには、体温を高める作用があります。これによって、エストロゲンの悪い影響を最小限にしたいというのが狙いです。

 

基礎体温は上がっていますか？

高温期の基礎体温は、しっかりと上がっていますか？

先ほどの方は、排卵後、しばらくは低いままで少しずつ上がっていく状態でした。相対的に上がりが少ないのが分かりました。

ホルモン値は計っていないので、プロゲステロンの値は分かりません。ですが、プロゲステロンが正常に分泌されていない可能性もありそうだなと思いました。

 

で、彼女の場合はどうしたか？ということになりますが、

お身体に触れて感じたことは、大きく２つ。

一つは、卵巣からホルモンを分泌するように指令する、性線刺激ホルモン（LH)の働きはどうなんだろう？という点です。

LHは、脳下垂体から出ていますが、頭蓋を触れてみると、緊張してうっ血しているような感じでした。全身巡っていないのかも？そんな疑問を抱きました。

そこで、聞いてみました。

 

 

私：「夜、ぐっすり眠れていますか？」

彼女：「ううん、あまり睡眠の質は良くないかもしれません」

私：「ですよね、、、(^_^;)」

 

私：「頭から首にかけての緊張がひどいとね、頭のほうに熱を帯びてしまって、手足が冷えたりするので、良くないんです。睡眠の質にも関係しますし、、」

彼女：「ああ、、分かる気がします」

 

そんな話をしながら、今回の施術では、クラニアルセイクラルワークを中心に、頭蓋、首の緊張を緩和していきました。

施術は、非常に優しくゆったりと行います。　次第に緊張が取れてくると、すーと流れが良くなるのを感じました。

そして、手足が次第に暖かくなっていきました。

 

彼女：「頭がすっきりしました！　意外に私、疲れていましたね。。」

最後にそんなことをおっしゃってくださいました。

 

骨盤周りは、要チェックです！

もう一つ気になった点は、大腰筋、腸骨筋の緊張でした。どちらも、骨盤の中にあって、普段の動作にも影響を及ぼします。

歩き方をみると、これらの筋肉が使えているかどうか、わかります。

 

彼女の場合、全く使えていないような歩き方ではありませんでした。ですが、実際に触れてみると固くなっているのが分かりました。

どちらの筋肉も、子宮や卵巣にも近いです。固いということは、動きが制限されます。動きがあったほうが血液循環は良くなります。

「うう、、痛い、、」と声をあげたくなるほど固くなっていたので、この辺りの循環の悪さを感じました。

 

それでも、軽く動いてもらいながら、筋膜の表層から深層にかけてゆっくりじんわり緩めることができました。

より、コア（大腰筋、腸骨筋はインナーマッスルとも言います）が使えるように、骨盤の傾きを調整しました。

すると、最後には、骨盤に動きが出ていました。

 

彼女は、どちらかといえば、いわゆる反り腰で、歩くたびに、背中の神経を緊張させるような歩き方をしていました。

こうした歩き方も、妊活を遠ざける一因になると考えています。

 

当院で行っている体質改善は、全身のバランスの取り方（姿勢）や、日頃の体の使い方も確認していきます。

肩こり、腰痛、足のむくみ、冷えなども、こうしたことが大きな原因なのです。

肩が前に入り、首が前に突き出し、お腹がポッコリの状態を取っていれば、肩こり、腰痛、頭痛があっても不思議ではないです。

呼吸が浅くなって、代謝が悪くなるので、胃腸の調子も悪くなってしまいます。

そのため、日頃の体の使い方は大事なのです。

 

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