2018年1月4日

妊娠反応が出ました！

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

昨年末の最後に、妊娠反応が出たという嬉しい報告を受けました。今年は、何人出産を迎えられるかなあと期待に胸を膨らませています。

 

さて、今回、妊娠反応があった方は、結婚して5年、不妊治療に通われて2年が経過していました。

30代前半だった彼女（T様）は、いつのまにか30代半ばを過ぎ、焦りを感じていたと思います。

ホルモン値に問題があるわけでもなく、また、これといって不妊の原因があったわけではありませんでした。ですが、タイミングを取っていたものの、妊娠には至りませんでした。

 

妊娠に至らない原因は？

当サロンは、可能な限り、ホルモン値や基礎体温、生理周期などの数値に落とし込むようにしています。

これは、選択した手技が個々のクライアントさんに合っているかどうか、見極める必要があるからです。

数値に改善の兆しが見られなければ、選択を変えなければなりません。

 

T様についても、毎回、基礎体温と生理周期は確認するようにしていました。

 

さて、そうしている間に、T様の問題点として見えてきたのが、生理周期の遅れでした。

理想は、28日目ですが、T様の場合、それより１週間程度遅れることが多くありました。

また、高温期の体温が上がりづらい、ばらつきがある、といったことも見えてきました。

 

生理周期28日を小ゴールに

そこで、生理周期を28日にすることを小ゴールに設定しました。また、同時に高温期の体温を上げることも目指しました。

そのために真っ先に行ったことは、足のむくみを改善することでした。冷え性だったT様は、下肢の冷えで、足が冷たくならないよう注意しました。

具体的には、地面との繋がりを引き出すようにしました。

 

歩いたときに、足がしっかり地面に着地し、適度な蹴り出し（プッシュオフ）で前に進むようになると、足の冷え、むくみ改善につながります。

T様は、地面との繋がりが少し弱く、それも足の冷えやむくみの原因になっていたように感じました。

そのため、歩き方、立った時の身体の状態は、頻繁にチェックさせていただいていました。

 

子宮、卵巣の血流改善

生理周期が遅くなる傾向にあったT様は、PCOSの傾向が疑われていました。

この先、自然妊娠を目指す上でも体外に移行する上でも、生理周期は28日に近づけたほうが有利だということがわかっていました＊

特に、高温期をしっかり作っていきたかったため、子宮、卵巣周りの血流を促し、T様のお体の状態を見ながら循環が滞っていると思われる箇所を重点的に施術しました。

それと同時に、ご自宅でのケアも行ってもらいました。

 

冷えの改善、高温期の改善、妊娠反応へ

いろいろな方面からアプローチすることで、T様のお体にも少しずつ変化が見られるようになりました。

まず、足のむくみが改善しました。

デスクワークが中心で、夕方になると足がむくんでつらいとおっしゃっていたT様でしたが、次第に気にならなくなったようでした。

T様：「足の辛さは、なくなりました！」

そんな風におっしゃっるようになっていました。

 

そして、施術中、足を触れても冷えを感じなくなりました。お腹周りの冷えもなくなっていました。

基礎体温にも、こうした変化が少しずつ現れ始め、そして今回、はじめての移植で妊娠反応が出ました。

 

ここまで来るのに、約1年。　T様にとっては、かなり長い年月だったと思います。

T様曰く、「不妊治療に通うことが、そもそもストレスで、、」
と何度もおっしゃっていましたからね。

今回の出来事は、大きな一歩です！